こんにちは。
少しだけ前回の空想のお話し(→ リンク)の続きです。
前回の投稿では、地球以外の場所で生命がみつかった場合に、その生命が地球の生命と同じDNA-タンパク質型の生命だと面白い想像ができることを書きました。
しかしながら今のところ可能性のある惑星系に探査機が行くのは数年後の予定です(打ち上げもまだ)。火星にいる探査車もこれまでの探索では生命の痕跡は見つけられていません。別の星で生命が見つかるにしてもまだずいぶん先のことになりそうです。
しかも地球と違って過酷な環境のそれらの場所で生命が見つかる保証はありません。
ではもう一度地球に目を向けてみましょう。前回も書きましたが、太古の地球では様々な化合物が溶け込んだスープ状の液体の中で生命が誕生したことになっています。
それが35億年以上前のことになります。
でもよく考えると、その化合物が溶け込んだスープは35億年前だけにあったわけではないんじゃないか?と思えます。
35億年前から現代まで、いろいろな場所に化合物が溶け込んだスープ状の液体、つまり海や湖や池や沼、川や温泉などが存在しています。
生命の誕生が35億年前に一度っきりおこっただけで、それ以後おこっていないと考える必要はなさそうです。
今もどこかの水域で新しいタイプの生命が誕生しているかもしれません。地球型の生命はDNA-タンパク質型と書きましたが、それ以外の物質から形づくられる生命が誕生しているかもしれません。
DNA-タンパク質型の生命だけに目を向けるのではなく、違った生命のかたちもある可能性を考えながら探してみると見つかるかもしれません。
前回の投稿に書いた生命の定義に戻りましょう。
「エネルギーをたくさん消費しながら、秩序だった自分の体を作る物体」
でした。
今度温泉に行った時にでも、湯船につかりながら探してみましょう。 熱いお湯の中に、秩序だった構造を持った新しい生命が見つかるかもしれません。
ではまた。
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