Friday, June 4, 2021

ビルとの遭遇

こんにちは。

先日雨上がりの朝にゲノム棟の前を歩いていたら見つけました。

オオミスジコウガイビルです。プラナリアの仲間ですが、大きさ(長さ)が数十センチメートルにもなります。以前1メートル近い個体を同じくゲノム棟の入り口階段で見たことがあり、それが初めて見たオオミスジコウガイビルだったのですが、これで2度目です。こちらは少し短めの個体です。

そしてまたそれからしばらくたった雨の日のお昼に昼食をとっていた時のことでした。


ふとみると何か右足の裾のところに小さく細長いものがくっついているのに気が付きました。その時のお弁当に入っていたちりめんじゃこかと思ったのですが、それにしては2倍くらい長い。しかも湿っている。

そしてふと反対の足に目をやると見つけました。


なんとオオミスジコウガイビルが靴下にくっついている!しかも途中でちぎれている!頭が動いています。よく見るとズボンのすそにはかなり広範囲にぬめりが広がっていました。どうやら足にくっついていた個体を足を組んだときか何かにちぎってしまったようです。最初に見たのは体の後半のようです。

あわてて外に出て棒で引っ掛けて逃がしました。 とりあえず体の前半と後半そして残った破片も乾かないように濡れたところに置いておきました。

ぬめりがすごい。

昼食前に少し外に出たのでその時についたのかもしれません。雨が強かったので気づきませんでした。踏んで跳ね上げてしまったのでしょうか。数日前に見た個体のようでもあります。大きさ的には同じくらいの気がします。

しかし、これまでの人生でオオミスジコウガイビルを見る機会はほとんどなかったのに、ここにきてよく遭遇します。しかも食事中に足に引っ付いているのを見つけるなんてかなり低確率の気がします。存在に気が付かなかっただけでこれまでも結構周囲にいたのでしょうか。

そしてその日の夕方にゲノム棟の前を歩いているとまた別の個体を見つけました。

(人生)3個体目

よくいるの?

そして先程のちぎれた個体のほうですが、体の前半は頭を中にして丸まっていました。なんとなく落ち込んでいるようにも見えます(色も暗くなっている)。すまんことをした。再生を頑張ってくれるといいのですが。

前半部分。

体の後半部分と破片。

そして翌日の朝、また別の個体(?)を見つけました。


やっぱりよくいるの?

 足元をしっかり見ていないと気付かないだけなのかもしれません。道端にたくさん落ちている枯れた雑草にも似ているので見過ごしているのかも。

これは枯れた雑草。

皆さんも雨上がりや雨天時には足元に注意して歩きましょう。ビルがエサを探してさまよっているかもしれません。


朝には破片以外はいなくなっていた。鳥とかに食べられてなければいいけど。

 
 ではまた。


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