Friday, June 4, 2021

ビルとの遭遇

こんにちは。

先日雨上がりの朝にゲノム棟の前を歩いていたら見つけました。

オオミスジコウガイビルです。プラナリアの仲間ですが、大きさ(長さ)が数十センチメートルにもなります。以前1メートル近い個体を同じくゲノム棟の入り口階段で見たことがあり、それが初めて見たオオミスジコウガイビルだったのですが、これで2度目です。こちらは少し短めの個体です。

そしてまたそれからしばらくたった雨の日のお昼に昼食をとっていた時のことでした。

Friday, May 28, 2021

ゼブラフィッシュとゾウリムシと大麦若葉

皆さんこんにちは


草履とわらじって大体おんなじですが、ゾウリムシとワラジムシはだいぶん違いますね。両方ともその形から連想された名前ですが、生き物自体は大きさも分類も全く違います。

ゾウリムシはいわゆる原生動物で、水生の単細胞動物です。一方でワラジムシは節足動物の仲間でダンゴムシが平べったくなったような形の生き物です。ダンゴムシと勘違いした子供に無理やり丸めらる被害にあう虫です。

ゾウリムシ (wikipediaより)


ワラジムシ (wikipedia enより)

ちなみにSlipper lobster(スリッパエビ? 和名は蝉エビ)というエビの仲間もいるようです。近縁種のゾウリエビは英語名をmitten lobster(手袋エビ?)というそうです。ややこしい。

Friday, April 30, 2021

樽の形のにくいやつ。



前回の投稿でゼブラフィッシュを研究に使っていることを書きました。

研究では 卵(受精卵)を採取して使います。ゼブラフィッシュの胚は発生が早く2日後には体の構造がある程度出来上がって薄い殻からでてきます。しかししばらくはあまり泳がずじっと容器の底に横たわっています。

4日目くらいから泳ぐようになりエサも食べ始めます。体の構造もよりしっかりしていきます。おなかには大きな卵黄を抱えていてその栄養も使って大きくなりますが、卵黄は10日程度でなくなってしまうので、それまでにしっかり食べておかないといけません。

仔魚のエサやりにはとても気を使います。うまくエサをとらせることができないと卵黄がなくなる10日目以降にバタバタと死んでしまうためそれまでにエサを食べることを覚えてもらわなければいけません。

エサと同時にこの時期に気を付けなければならないことがあります。

Tuesday, April 20, 2021

メダカあれこれ。

僕は魚(ゼブラフィッシュ)を使って研究をしています。ゼブラフィッシュはインド原産の熱帯魚で、ペットショップなどでも売られています。卵をたくさん産んでくれるので発生過程(卵から体ができるまで)を顕微鏡下でずっと観察できます。そのため特に発生生物学の研究に多用されます。

以前はメダカを使っていたこともありました。メダカはもともと褐色の体をしています(上の写真の右側の個体の色)。また赤い(というかオレンジ)色のヒメダカ(左上の個体)も良く知られていると思います。しかし最近はいろいろな色や形をもつメダカが愛好家の手によって作出されています。

先日立ち寄ったお店で変わったメダカを見たので紹介します。