Wednesday, December 2, 2015

いまさら聞けないPCR


先日、ゲノム研究分野主催のバイオトレンドセミナー
「いまさら聞けないPCRの基礎と応用」を開催しました。

68人のかたに参加いただきました。多数の申し込みをいただいたので場所を共通教育棟1階 1A教室に変更しての開催になりました。参加された皆様、どうもありがとうございました。




当日はTAKARAバイオの大場博士にPCRの基礎から色々なタイプの酵素を使ったPCR実験の応用例までを解説していただきました。

参加者限定の特別キャンペーンが12月25日までなので、欲しい試薬がある方は忘れずにご注文くださいね。

ゲノム研究分野


Thursday, November 26, 2015

スーパーTベクター



実験をしていると原因不明の失敗は度々あります。方法や試薬を変えてみてもうまく行かず、何度か繰り返すうちいつの間にか成功して、一体何が原因だったんだと思うこともよくあります。

おそらく方法や試薬ではなく手技の上達が問題を解決したのかも知れませんが、こういうのは永遠の謎です。

一方で原因不明の成功はあまり経験がありません。ところが先日久々にT-ベクターをつくったところ、やたらといいものができたのでちょっと紹介します。

Sunday, November 8, 2015

先端生命科学の2大革命 つづき

11月29日に生命科学総合研究支援センターの公開講座が公開されます(→参考リンク)。
これに関連して過去の公開講座の内容を紹介しています。

今回の投稿は前回のつづきになります。

---
 
(2013年 公開講座より)

先端生命科学の2大革命

iPS細胞と次世代遺伝子診断

前回の続きです)


超高速シーケンサーによる遺伝子解析と健康への応用
現在ヒトの全遺伝子配列を短時間ですべて解読する為の機器の開発が進んでいます。それらの機器は次世代シーケンサーと呼ばれ、ヒト一人分の全遺伝子配列(DNAの全情報)を数時間のうちに解読してしまいます。全遺伝子配列を解読することで病気や体質に関係する遺伝子の個人差を発見することができ、病気の診断や治療、予防に役立つと期待されています。次は次世代の遺伝子診断について紹介します。


Sunday, November 1, 2015

先端生命科学の2大革命

前回の投稿でお伝えしたように11月29日に生命科学総合研究支援センターの公開講座が開催されます。詳しくはこちら。

そこで今回の投稿では以前の公開講座の内容をご紹介します。参考までにご覧ください。

2013年はゲノム研究分野からは「先端生命科学の2大革命」と題した講演をおこないました。
以下は当日参加者の皆さんに配布した資料から抜粋した講演のあらすじです(一部加筆、訂正してあります)。


---

先端生命科学の2大革命

iPS細胞と次世代遺伝子診断


はじめに
現在、生命科学の分野で革命的とも言える2つの変化が起こっています。1つは京都大学の山中先生が開発したiPS細胞を使った研究の発展、もう1つはDNA配列解読装置の驚異的な高性能化による遺伝子解析法の進歩です。本講義ではこれら2つの変革が私たちにもたらす変化について将来の可能性を交えながら紹介します。

iPS細胞と再生医療
iPS細胞 (induced pluripotent stem cell)は万能細胞とも呼ばれるように、身体を構成するあらゆる細胞に変化可能な細胞です。


生命科学総合研究支援センター公開講座2015



先週までの暖かさはどこえやら、一気に冷え込んで岐阜の短い秋が始まりました。

屋外で元気にスポーツというのもいいですが、寒くなると筋肉も思うように動かず
怪我も増えるというもの。温かい屋内でゆっくり過ごすのもいいでしょう。

今日はそんなあなたにおすすめの公開講座のお知らせです。

岐阜大学生命科学総合研究支援センターでは毎年秋に公開講座を開催しています。

今年は「生命科学への扉~研究がもたらすもの~」と題して11月29日 (日曜日)
岐阜駅近くの岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37 東棟4階)で
開催します。

演目は次の4題で、センター各研究分野の教員が担当します。

講演1 食の生産・安全と微生物とのかかわり
 ゲノム研究分野 須賀 晴久

講演2 細菌についての最近の話題
 嫌気性菌研究分野 田中 香お里

講演3 動物のがんが教えてくれること
 動物実験分野 平田 暁大

講演4 生き物の中の無機物質
 機器分析分野 近江 靖則
 です。

現在申し込み受付中ですので以下のリンクからお申し込みください。
お待ちしています。

公開講座お申し込みはここをクリック。

また参考までに次回の投稿では過去の公開講座の内容を紹介します。

Friday, July 17, 2015

ゲノム研究分野 図書コーナー





こんにちは。
今日はゲノム研究分野で閲覧、貸出を行っている図書の案内です。

しばらく前になりますが、ゲノム分野では図書コーナーをリフレッシュして雑誌や本の閲覧スペースを設置しました。

 現在当分野で定期購入している雑誌は7タイトルあります。

「実験医学」
( 羊土社 )
「実験医学増刊」 ( 羊土社 )
「細胞工学」
( 秀潤社 )
「細胞工学別冊」 ( 秀潤社 )
「現代化学」 ( 東京化学同人 )
「遺伝」 ( 株式会社エヌティーエス )
「日経サイエンス」 ( 日経サイエンス社 ) 


最新刊は1階エントランスホールの図書コーナー、バックナンバーは2階廊下西側の図書コーナーに配架しています。バックナンバーは貸し出しもしています。

ゲノム分野Webページではこれまでのバックナンバーのタイトルリストを用意していますので、過去の特集を探すときにも便利です。ゲノム分野トップページ左下のリンクからご覧になれます→リンク

雑誌以外の本もおいていますので実験の空き時間などに読んでみてはいかがでしょうか。

最初の写真にもあるように実験操作の手引書(バイオ実験イラストレイテッド)も新たに購入しました。
生物科学実験の基礎が丁寧に解説してありますので実験の参考にしてみてください。

また、こんな本を置いてほしいなどの希望がありましたらゲノム研究分野までお知らせください。

 

Friday, May 29, 2015

エレベーターが新しくなりました

皆さんお久しぶりです。


突然ですが、ゲノム研究棟のエレベーターが新しくなりました。
以前のエレベーターが耐用年数に近くなってきた為の交換です。

4月上旬から5月半ばまで1ヶ月半近く階段での昇り降りしかできなかったため、頻繁に3階や4階を使用されていた方にはご不便をおかけしました。僕も足腰が鍛えられた気がします。

今回のエレベーターには以前のものにはなかった機能が付いています。

間違えても(本当は4階に行きたい)、

2度押しで消えます。

間違えて違う階のボタンを押してしまった時は同じボタンを2回連続で押すと選択がキャンセルされます。

僕はよく違う階を押してしまうので重宝しそうです。ちなみに最近の新しいエレベーターにはだいたいこの機能があるそうです。

また、エレベーターの声も発音が上手になっています。僕よりきれいにしゃべります。

ボタンも大きく押しやすくなったので肘とかで押すときにもよいでしょう。

開延長ボタンも新たに追加されたので荷物の積み下ろしもしやすくなっています。

判りにくい開く閉じるのデザインはそのまま(いつ見ても逆に思える)。でも今回は字が書いてあるのでわかる。


階段を使って健康増進もいいのですが、段差で躓いて大切なサンプルをこぼしてしまってもいけないので遠慮無くエレベーターをお使いください。