おはようございます。
先日11月15日と16日にゲノム研究分野において実技トレーニングコース『リアルタイム定量PCR実践講座』を開催しました。
2日間にわたる長めのコースでしたが当日は多数の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
本実技トレーニングコースでは以下のスケジュールで参加者の皆さんに実験室にてリアルタイムPCR実験を行ってもらいました。
1日目 (11/15 火)
1. 本コースに関する説明 (9:30-9:40)
2. リアルタイムPCRの原理 (9:40-10:00)
3. 逆転写反応 (10:00-11:00)
4. 実験計画の立て方 (10:30-11:00) (※3の反応中に実施)
5. 条件検討その1 (11:05-12:00)
遺伝子増幅の確認と基準Ct値の確認 (1st PCR)
6. プライマーの設計について (13:30-14:00)
7. 条件検討その2 (14:00-15:30)
検量線範囲の設定 (2nd PCR)
8. (予備時間)質問等。 (15:30-16:00)
2日目 (11/16 水)
7. 条件検討その2つづき (前日の結果確認と解説) (9:30-10:00)
8. リアルタイムPCR本実験 (遺伝子発現量の比較) (10:05-12:00)
9. 結果の確認と解析操作、解説 (13:30-14:30)
10. 質問等(希望者は再実験。) (14:30-16:00)
リアルタイムPCR実験では高感度で目的遺伝子の発現量が解析できるできるというメリットがある反面、ごく少量のコンタミネーションで実験結果に大きな影響が生じるという実験者泣かせのデメリットもあります。
開催前はきちんとした結果が出るかどうか不安もありましたが、今回参加の皆さんがとても上手に実験操作をしていただいたおかげで大変良い結果(お世辞ではない)で終わることができました。
ゲノム研究分野では今後も実技トレーニングコースを予定しています。次回の日程は未定ですが、内容等の希望がありましたら、ゲノム研究分野HP(→リンク)から、または以下のアドレスにお知らせください。
生命科学総合研究支援センター
ゲノム研究分野 mgrc@gifu-u.ac.jp